2003 Fiscal Year Annual Research Report
資源消費度および物質循環達成度の評価に用いる工学パラメータのデータベース設計研究
Project/Area Number |
14658168
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
亀屋 隆志 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (70262467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 剛 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 助手 (60293172)
浦野 紘平 横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 教授 (60018009)
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Keywords | 家庭用製品 / マスフロー解析 / 資源消費 / 物質循環 / 使用済み発生重量 / 保有重量 / 購入重量 / 平均使用年数 |
Research Abstract |
本研究では、家庭内の各種製品と資源のフローを入手可能な統計情報を用いて推計し、情報データベースを構築するための設計手法を確立するとともに、資源消費度および物質循環達成度の評価に用いる各種製品と資源のフローを把握することを目的とした。 まず、製品と資源のマスフローの基本設計を行った。マスフローの推計に必要となる情報を明らかにするとともに、それに係る既存の情報の調査、確認するとともにそれらを精査し、マスフロー推計の基本的な方法として(1)家庭の購入を調査した情報源を利用して家庭の購入重量を推計する方法、(2)国内需要を推計、利用して家庭の購入重量を推計する方法、(3)業界団体の国内出荷統計を利用して家庭の購入重量を推計する方法の3つの方法を提案した。 次に、電気・電子製品およびガス・石油器具、家具、衣類および衣類付属品、紙製品について推計に必要な情報を収集するとともに、収集した情報を精査しながら、場合によっては特定の製品の市場背景や入手可能な情報の種類や特徴に応じて、個別に新たな方法を提案するとともに、電気・電子製品およびガス・石油器具の59品目、家具の13品目、衣類および衣類付属品の約260品目、紙製品の5品目の計約337製品における平均重量や平均使用年数などのマスフロー推計に必要となるデータベースを作成し、家庭内製品のマスフローデータベースを構築した。 さらに、データベースを利用してデータの大小とその中身を品目別・素材別あるいは素材別にに解析し、家庭内製品のマスフローは購入重量が約1160万t、保有重量が約4930万t、使用済み発生重量が約1110万tであり、また、製品全体の平均使用年数が約4年であるなど、家庭内の各製品についてのマスフローの現状と問題点を定量的に明らかにした。
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