2003 Fiscal Year Annual Research Report
次世代の家族に適した小規模住宅の空間計画-個人を単位とする都市型住宅の調査研究-
Project/Area Number |
14701014
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
橋本 都子 千葉工業大学, 工学部, 助教授 (50297983)
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Keywords | 単身居住 / 都市居住 / 集合住宅 / 家族 / 居住ユニット / 狭小住宅 / ル・コルヴィジェ |
Research Abstract |
昨年度は、住居・オフィス・店舗が混在する都市型集合住宅の調査を行い、都市における小規模集合住宅での住まい方の実態を浮き彫りにした。本年度は昨年度に引き続き、都市居住ユニットの最小単位についてさらに研究を進めた。その内容は、主に次の3点である。 (1)ヨーロッパにおける都市小規模住宅に関する調査および見学 ・都市住宅の作家として知られるル・コルビジェの住宅を中心に、フランスに現存する作品の見学および調査を行うなかで、次世代の都市住宅に関する考察を行った。 ・東京と同様に高密巨大都市であるパリに居住する18名に対して、環境行動や都市機能の使い方の視点から調査を行った。 ・その結果、特にパリの居住者はなるべく交通機関を使わないなど、自宅から徒歩圏にある都市機能の充実と利用の意識に関して、東京との違いが見いだされた。 (2)昨年度の研究成果の発表 ・今後都市において増加が見込まれる住宅、オフィス、店舗の三者が混在する都市型集合住宅の典型事例として「駿河台の集合住宅ilusa」の調査結果をまとめて、学会発表を行った。 (3)首都圏で暮らす単身居住者と住居に関する研究の継続 ・30代で一度も結婚をしたことのない男女が増加している。都市と住居に求められる生活機能と役割に関する一連の調査研究成果より、首都圏で暮らす30代の単身居住者にスポットを当てて調査研究をまとめた。 ・その結果、積極的に単身居住を選択する居住者の生活像が浮き彫りにされた。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 橋本都子, 平川真佑: "駿河台の集合住宅ilusaにおける都市居住の実態調査都市と住居に求められる生活機能と役割に関する研究(その5)"日本建築学会大会学術講演梗概集(東海). 5719. 285-286 (2003)
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[Publications] 木原良太, 橋本都子, 上原勝: "Parisにおける居住者の環境行動から見た都市居住の一様相"日本建築学会大会学術講演梗概集(東海). 5720. 287-288 (2003)
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[Publications] 橋本都子: "首都圏で暮らす単身居住者と住宅に関する研究-30代の独身者を対象とした考察-"日本建築学会関東支部梗概集. 5005. (2004)
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[Publications] 高橋鷹志, チームEBS: "環境行動のデータファイル"彰国社. 169 (2003)