2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14704048
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高橋 克 京都大学, 医学研究科, 助手 (90314202)
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Keywords | 歯牙再生 / 分子生物学 / 頭部神経堤細胞 / 器官培養 |
Research Abstract |
1、in vitroで頭部神経堤細胞より歯牙形成をおこす実験系の確立 E8-10stageマウス及びラット胎児を用いた第一鰓弓器官培養系において、マウス頭部神経堤細胞が歯間葉細胞へ分化する実験系を確立してきた。そこで、in vitroで歯牙形成をおこす系を確立するために、E10、E15、E18、P3各stageマウス胎児よりE10の場合は、第一鰓弓の下顎隆起の口腔側1/2をその他のステージは歯胚そのものをmicrodissectした。各組織をデイスペース処理し歯間葉細胞と歯上皮に分けた後、両者または、歯上皮はそのままで、歯間葉細胞のみをトリプシン、コラゲナーゼ処理し、完全なsingle cellとした。歯間葉細胞と歯上皮のsingle cellをmixしたもの、または、歯間葉細胞をコラーゲンのスキャフォルドに浸漬し歯上皮とcombineしたものそれぞれを、同系統のマウス腎被膜下移植し、歯牙形成をおこす実験系の確立を試みている。更にその効率をあげるために、コラーゲンのスキャフォルドに小さな種々の濃度のFGF4,BMP2の徐放性ビーズを単独であるいは混合したものを混入し検討を加えている。 2、歯胚の数を制御する遺伝子の組み換えウイルスの作製 我々が過剰歯が3世代に優性遺伝する家系において同定したRUNX2の遺伝子変異など、数種類のRUNX2の変異体を発現する発現ベクターを作成し、上記システムに異所性に発現させ、検討している。また、RUNX2の変異体を発現する組み換えアデノウイルスを作成している。
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