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2002 Fiscal Year Annual Research Report

集団場面における共有情報とメタ知識の問題

Research Project

Project/Area Number 14710062
Research InstitutionNara University

Principal Investigator

大坪 庸介  奈良大学, 社会学部, 講師 (80322775)

Keywords集団意思決定 / 情報共有 / 心の理論 / 二者定和ゲーム / 戦略
Research Abstract

本研究計画の目的は、集団場面における情報の共有化と「心の理論」能力の関係を明らかにすることである。そのため、平成14年度には集団での情報共有を必要とする集団問題解決実験を行い、情報共有化を促進する要因として情報負荷の軽減が重要であることを示した。具体的には、集団の人数を増やすことで個々の集団成員に割り振られる情報量を減らすことで情報共有化を促進することができるというものである(この結果は日本社会心理学会第43回大会で報告した後、研究論文としてまとめOrganizational Behavior and Human Decision Processes誌に投稿中である)。また、実際の集団による情報共有化のあり方を探るためにF市民病院にて看護師の情報共有のあり方を観察した。ここでは、情報共有にフォーマル・インフォーマルという二つのチャンネルがあり、それぞれを通じて共有される情報が質的に異なっている可能性が見出された(この結果は、平成15年3月に開催される日本グループダイナミックス学会で発表される予定である)。また、心の理論能力を探る実験として、二者での定和ゲーム実験に心の理論測定実験を組み合わせ、心の理論能力と対人相互作用での特徴を調べる探索的実験を行った。この実験では、心の理論能力と他者の戦略を読み取る能力が関係している可能性が明らかにされた(この結果は、2002年11月開催のJudgment and Decision Making Society年次大会で発表された)。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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