2003 Fiscal Year Annual Research Report
マイクロガスタービン内部熱流動数値シミュレーター開発のための基礎的研究
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14750133
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
佐竹 信一 東京理科大学, 基礎工学部電子応用工学科, 講師 (90286667)
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Keywords | マイクロガスタービン / 乱流 / 並列化 / Immersed Boundary |
Research Abstract |
DNSの多くは直交座標系及び円筒座標などに限られ,計算領域内に円柱などの物体が生じる場合は,その物体面に対してメッシュを配置する境界適合座標が用いられる.工学的要求からの複雑形状に適用にはいたっていないImmersed Boundary Technique法は物体にあわせて計算格子を作らず体積力によって形状の効果を取り入れることが可能である.本研究はこの手法が体積力で表現されることに着目し,この利点を生かし計算格子に依存せず複雑形状を扱える計算アルゴリズムでLESを用いたマイクロガスタービン専用のシミュレーターの製作のための基礎的研究を行う.今年度は、温度場に関して複雑流路を扱い検討を行った。平成15年度は以下のようである. (1)温度場における壁面・流体連成解析 2次元Voltex Dipole問題において壁面材料を考慮した計算を行った。また、人工的に壁面側の熱伝導率等のパラメータを変化させ計算を行い、材料内部の熱応力も含めた検討をおこなった。 (2)突起を有する温度場における壁面・流体連成解析 突起物をImmersed Boundary Technique法をもちいて表現し2次元Voltex Dipole問題において計算を行った。その結果突起物内部に及ぶ温度場を表現を可能とした。Immersed Boundary Technique法をもちいた複雑流路において材料内部の温度挙動を始めて可能とした。
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