2002 Fiscal Year Annual Research Report
シェイプアップ・マイタウン計画の事業評価からみた地方都市の中心市街地活性化
Project/Area Number |
14750503
|
Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
樋口 秀 長岡技術科学大学, 環境・建設系, 助手 (90293258)
|
Keywords | シェイプアップ・マイタウン計画 / 中心市街地活性化 / 中心市街地活性化基本計画 / 市街地整備 / 地方都市 |
Research Abstract |
まず、中心市街地に対する計画の変遷と基礎データの収集として、計画認定自治体から、シェイプアップ・マイタウン計画、それ以前の中心市街地に対する事業計画・現在策定された中心市街地活性化基本計画、および現在の都市計画総括図を入手し、中心市街地に対する事業計画の変遷を整理した。また、基礎データとして地理情報システムにより市街地の変遷を空間化するとともに、都市計画年報、国勢調査から各市の都市計画の状況、人口、DIDの変遷等を入力し分析した。 次に、計画認定自治体26都市に対して、シェイプアップ・マイタウン計画における事業計画と、その進捗状況、郊外部での開発実態、および担当課としての意向をアンケート調査から把握した。さらに、長岡市および北陸方面3都市(武生市、小松市、高岡市)に対しては、現地調査及び担当課へのヒアリングを行い、中心市街地の現状と中心市街地への影響が最も大きい郊外部での開発実態を調査した。 次に、市街地整備における問題点の把握として、計画策定から約15年が経過していることを念頭におき、中心市街地での事業の進捗状況に合わせて、各事業の抱える問題点を整理した。最後に、今年度の調査結果を、全26都市に配布して確認を求めるとともに、欠落しているデータの補完を依頼した。 初年度の成果として、市街地整備事業の進捗状況と問題点について論文の投稿を予定しており、現在投稿準備中である。
|