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2002 Fiscal Year Annual Research Report

セミケミカルリサイクルによるセラミックスウィスカーとの複合化ポリマー粒子の調製

Research Project

Project/Area Number 14750602
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

田口 佳成  新潟大学, 工学部, 助手 (30293202)

Keywords複合体粒子 / 機能性微粒子 / マイクロカプセル / 溶媒置換 / 析出法 / ウィスカー / リサイクル / 発泡ポリスチレン
Research Abstract

本年度に実施した研究によって得られた成果は以下のとおりである.
廃プラスチックスとして発泡ポリスチレンを,溶媒として発泡ポリスチレンと相溶性のある天然由来のリモネンを採用し,この混合溶液からなる連続相への貧溶媒添加による溶媒置換析出法によりウィスカーとの複合化粒子の調製を試みた.そして貧溶媒添加条件のポリスチレンの析出状態に及ぼす影響およびカプセル化のメカニズムについて検討した.
1.まず,カプセル化に先立ち,その基礎実験として,ウィスカー未添加系でのポリマーの析出実験を行った.そして,貧溶媒の添加量の析出状態(析出量,平均滴径など)に及ぼす影響を明確にした.
2.次に,1の結果を踏まえて,ウィスカー添加系での複合化ポリマー粒子の調製を試みた.この結果,貧溶媒の添加によりウィスカー表面にポリマー層が形成され,本調製方法によりウィスカーとの複合化ポリマー粒子が調製可能であることを明らかにした.また,このポリマー層の形成状態は貧溶媒の添加によるポリマー溶解度の低下,ウィスカー表面と連続相との親和性に強く依存し,ポリマー層厚さ,複合化構造が大きく変化した.これら諸因子のポリマー層形成状態への影響を明らかし,貧溶媒の最適添加条件を確立し,さらに,カプセル化のメカニズムを明らかにした.
以上の結果から,発泡ポリスチレン/リモネン混合系の溶媒置換析出法を用いたウィスカーとの複合化粒子調製における基礎的操作条件を確立した.

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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