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2002 Fiscal Year Annual Research Report

DNAの塩基配列による広義のペチュニア属の分子系統分類と種内変異

Research Project

Project/Area Number 14760012
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

國分 尚  千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (20282452)

KeywordsPetunia / Calibrachoa / 分子系統分類 / 葉緑体DNA / 遺伝子間領域 / ナス科
Research Abstract

本年度は広義のペチユニア属の分子系統を調査した。未記載の9分類群を含むペチュニア属52分類群、品種2系統について全DNAを抽出し、2種類の葉緑体遺伝子間領域をPCR法によって増幅し、この増幅産物をテンプレートとしてダイターミネーション法によるシークエンス反応をおこない、ABI Prism 3100 Genetic Analyzerによって塩基配列を決定した。調査した遺伝子間領域は(1)matKを含むtmK領域、(2)tmT-L-F領域の2種類であった。決定した塩基配列をGenBankのNicotiana tabacumを外群として最節約法と近隣結合法により解析した。
どちらの方法によっても広義のペチュニア属は染色体数が2n=14である狭義のPetuniaと2n=18であるCalibrachoaの2つの単系統群に分かれ、Wijsman (1985, 1990)の結論を支持した。CalibrachoaはさらにC. parvifloraとC. pygmaeaの2種からなる単系統群と残りの種からなる単系統群に細分された。
狭義のPetuniaの単系統群内の遺伝的距離はCalibrachoaのものに比べ有意に小さく、最節約法による厳密合意樹は多分岐であった。また、形態による従来の種内分類群を支持する単系統群は得られず、分子系統樹はむしろ地理的分布を反映していた。これは狭義のPetuniaが急速に進化したことを示唆するものと思われる。
Calibrachoaの2つの単系統群は従来の交雑親和性 (Watanabe et al., 1987)、種皮形態 (Watanabe et al., 1999)、核DNA量 (Mishiba et al., 2000)によるCalibrachoaの分類を支持した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 大森崇広: "ペチュニアと近縁属の遺伝資源解析(第49報)cpDNAの塩基配列に基づくPetunia sensu latoの分子系統学的研究"園芸学会雑誌 別冊. 72・1. 268 (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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