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2002 Fiscal Year Annual Research Report

インドネシア・スマトラ島低地熱帯林のフロラ作成

Research Project

Project/Area Number 14760100
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

金子 隆之  京都大学, 農学研究科, 助手 (20233877)

Keywordsインドネシア / スマトラ島 / ジャンビ / ブンゴ / フロラ / 熱帯雨林 / フタバガキ科樹木 / 森林消失
Research Abstract

平成14年9月22日より同年10月16日の約4週間、インドネシア・スマトラ島ガジャマダ大学ブンゴ演習林において、インドネシア・スマトラ島ジャンビ州周辺林の樹木種フロラ作成に必要な花や実などの部位を中心に植物標本の収集を行った。研究室に持ち帰った標本は実体顕微鏡およびデジタル写真撮影ユニットにより任意に拡大し、同定に必要な写真の撮影作業を行った。それらの生態写真はコンピューターに収集され、データーベース化され、整理された。今まで調査地付近に報告例のないフタバガキ科サラノキ属のShorea gibbsaなど数種が新たにフロラリストに付け加えられた。
さらに、急速に抜開される天然林の種の減少や交代する過程や要因を明らかにするためにベルトトランセクト法による生態調査を行った。調査地内の大きく抜開による損傷を受けたギャップを横切るようにベルトトランセクトを10箇所以上設置し、土壌硬度や侵入した種の成長を継続調査するためにナンバーを付け、直径や樹高などのサイズを測定した。その結果、従来暗い天然林内では見ることがなかった陽性のパイオニア種が盛んに定着・成長していることがわかった。切り開かれた森林には林床まで直達光が入り込み、気温や地温の上昇、土壌の乾燥化・硬度化を生じていたが、その反面多くの裸地侵入種による急速な森林回復も生じ、どのように森林の多様性が変化したり、維持されるか今後も調査を継続する。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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