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2003 Fiscal Year Annual Research Report

樹木の生活史および更新特性と樹冠形成の可塑性との関連性

Research Project

Project/Area Number 14760103
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

田代 直明  九州大学, 農学研究院, 助手 (40274526)

Keywords樹木 / 光利用 / 光環境 / 樹冠 / 可塑性 / 更新様式 / 生活史 / 生活型
Research Abstract

調査地・調査個体の設定
平成15年7月と8月、九州大学北海道演習林において、イタヤカエデ、ヤマモミジ、ミズナラ、シラカンバについて、平成14年に加えてサイズの幅を広げ、光環境の異なる場所に成育する個体を選定し識別を行った。
平成15年9月、九州大学宮崎演習林において、同様に、モミツガ天然林内に北海道演習林から移植されたトドマツ、アカエゾマツの、光環境の異なる場所に成育するサイズの異なる数個体について、個体識別を行った。また当該林分の全個体について樹高、直径、樹冠深さ等のサイズの計測を行った。
個体の樹冠内光環境の幅の計測
上述の北海道演習林、宮崎演習林において識別した各個体について、個体が置かれた光環境と樹冠の形成との関係を明らかにするため、樹冠内光環境の幅、すなわち樹冠頂端の葉と樹冠内でもっとも暗い葉の受光量を、光量子センサを用い計測した。
また、それらの個体について、樹冠の深さ、シュートの伸長量、角度などの樹冠の形態に関わる量を計測した。
樹冠構造の計測
北海道演習林の供試個体について、刈り取りを行い、器官別に分類した。このうち、葉は枝ごとに標本抽出の後、面積を計測した。その他の器官は乾燥させ、乾重量などの器官量について測定を継続中である。
樹冠構造モデルの構築
樹冠の構造によって個体の受光効率にどのような違いが生じるのか、そのコスト-ベネフィット関係について議論するため、樹木の非同化部/同化部バランスの変化と受光効率の関係を計算機上でシミュレートするモデルの開発を行った。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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