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2002 Fiscal Year Annual Research Report

食品リスクマネージメントのための選好評価手法の理論構築と実証分析

Research Project

Project/Area Number 14760141
Research InstitutionShimane University

Principal Investigator

赤沢 克洋  島根大学, 生物資源科学部, 講師 (70304037)

Keywords条件付きロジットモデル / 選択型実験 / ニューラルネットワーク / 交互作用 / 非線形効用関数 / NNLogitモデル
Research Abstract

本研究の課題は,リスクモデリング理論と選好評価手法の融合を図り,食品リスクに対する人々の選好を抽出する手法を開発することである.そこで本年度は,選好評価手法の実用性の向上と精緻化を目指して,ニューラルネットワークロジットモデル(NNLogitモデル)を開発し,その信頼性と実用性を検証した.
まず,手法の構築を行った.選択型実験や離散選択トラベルコスト法などで用いられる条件付きロジットモデルでは,通常効用関数が線形で定式化されるため,非線形な部分効用や属性間の交互作用を計測することができない.そこで,NNLogitモデルでは,非線形な効用関数の働きをするニューラルネットワークを条件付きロジットモデルと組み合わせた.
次に,NNLogitモデルの信頼性を検証するため,モンテカルロシミュレーションを利用した数値実験を行った.これには,部分効用が非線形で属性間の交互作用項をもつ効用関数を設定し,この効用関数に基づいて仮想的な選択データを生成した.そして,この生成データを条件付きロジットモデルとNNLogitモデルで処理し,設定した効用関数との整合性を検証した.その結果,NNLogitモデルが高い精度で元の効用関数を再現することが明らかとなった.
最後に,NNLogitモデルの実用性を検証するために,実データを用いたマーケティング戦略立案を試みた.この結果,条件付きロジットモデルから得られる含意と比較して,有用で示唆に富むマーケティング戦略が立案できることが示された.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 赤沢克洋, 村上安彦, 田村坦之: "ニューラルネットワークを用いた条件付きロジットモデルの仮定緩和"農業経済研究. 74(4)(印刷中). (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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