2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14770196
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Research Institution | Osaka Prefectural Institute of Public Health |
Principal Investigator |
左近 直美 大阪府立公衆衛生研究所, 公衆衛生部, 研究員 (50291216)
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Keywords | ウイルス性食中毒 / アストロウイルス / 群特異抗原 |
Research Abstract |
14年度に計画していた大腸菌を用いたアストロウイルス蛋白の発現に関して 1.抗原性を有するキャプシド蛋白の全長およびディレーションミュータントの作製 全長の蛋白と血清型特異的な領域と考えられる部分(Ast3-13/del1-1089)のディレーションミュータントの作製に成功した。全長の蛋白は約90kDaとAst3-13/del1-1089は約50kDaと推定された。これらは親株に対するポリクローナル抗体と反応した。全長の蛋白は血清型特異的モノクローナル抗体とは反応しなかったが、群特異的モノクローナル抗体とは反応した。このことは群特異的抗体が大腸菌を用いて作製したディレーションミュータントとも反応する可能性を示している。そこでN末端の保存性の非常に高い領域に計画した3種類の部分的蛋白質の発現に取組み、そのうちの2種類の蛋白について発現クローンが取れた。現在、クローンの再確認を行っている。クローン確認後、ウエスタンによる解析をすすめる。
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Research Products
(1 results)