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2002 Fiscal Year Annual Research Report

筋萎縮性側索硬化症モデルラットに対するガレクチン-1髄腔内投与による治療効果

Research Project

Project/Area Number 14770284
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

和田 学  山形大学, 医学部, 助手 (90333955)

Keywords筋萎縮性側索硬化症 / galectin-1 / SOD-1 / トランスジェニックマウス
Research Abstract

研究立案当初、投与実験にSOD-1トランスジェニックラットを用いる予定であったが、入手困難となり、代用としてSOD-1トランスジェニックマウスを用い、投与を筋肉内投与に変更とし、実験を行った。
1.薬物投与による病理学的変化を観察するために行った予備実験
1)筋肉内投与によりgalectin-1は脊髄に到達しうるか
Recombinant human galectin-1 (rh gal-1) 0.25μg/ body weight (g)をマウス下肢に筋肉内投与した後、1,3,7日後にこれらの脊髄を用い、Western blotを行った。投与後にマウス脊髄内でgal-1が増加し、筋肉内に投与したgal-1が脊髄に移行していることを確認した。
2)投与後、脊髄の病理学的変化を検討するレベルの決定
HRP (Sigma) 40μgをマウスの筋肉内に投与し、72時間後に還流固定した。固定後に腰髄をパラフィン包理し、各レベルのパラフィン切片を作成、脱パラフィン後に染色した。その結果、L4-5レベルに投与されたHRPが確認された。
以上から、rh gal-1投与後、腰髄(L4-5)を病理学的に観察検討することが決定された。
2.rh gal-1はSOD-1トランスジェニックマウスの運動機能の改善しうるか(機能予後の改善効果)
投与はa)生理食塩水 b)rh gal-1 0.025μg/ body weight (g) c)rh gal-1 0.25μg/ body weight (g)の3群に対し、7日おきに片側下肢に筋肉内投与をおこなった。各群ともに生後10週から投与を開始した。
1)ロータ・ロッドを用いた運動機能評価
現在まで、生後21週まで観察、マウス運動機能は3群間で明らかな有為差は認められていない。
2)生存期間について
現在までに3群において有為差は認められない。
現在、これら3群において、脊髄、坐骨神経、骨格筋の病理学的変化を観察している。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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