2003 Fiscal Year Annual Research Report
組み換えC蛋白で誘発した実験的多発筋炎の発症機構の解明と特異免疫療法の開発
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14770304
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
神山 邦子 (財)東京都医学研究機構, 東京都神経科学総合研究所, 研究員 (80301795)
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Keywords | 自己免疫性筋炎 / 筋炎惹起性抗原 / DNAワクチン療法 / T細胞レセプター / C蛋白 |
Research Abstract |
本研究は、1)C蛋白誘発筋炎の発症機構をより詳細に分析すること、2)得られた結果に基づいて、特異的な免疫療法を開発することを目標として遂行された。まず、C蛋白の全長をカバーする4つの遺伝子組み換え蛋白を作製してラットに免疫し、最も筋炎惹起性の強いフラグメント2を同定した。さらに、フラグメント2をカバーするオーバーラッピング・ペプチドを用いて、T細胞エピトープがペプチド5に、B細胞エピトープがペプチド3にあることを明らかにした。これらペプチドの筋炎惹起性を分析する過程で、自己免疫性多発性節炎にはある特性を持った抗C蛋白抗体が発症に重要な役割を果たすことが示され、より詳細な解析を行うためにモノクローナル抗体を作成した。現在、モノクローナル抗体投与実験による発症機構解析が進行中である。また、特異免疫療法については疾患の進行を抑制するケモカイン受容体DNA療法を開発し、その効果を検定しつつある。 以上の解析を通じて、これまで充分解明されていなかったヒト多発性筋炎の発症機構を明らかにするとともに、免疫特異療法を開発することをめざす。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Kohyama, K., Matsumoto, Y.: "C-protein in the skeletal muscle induces severe autoimmune polymyositis Lewis rats"J Neuroimmunol. 98. 130-135 (1999)
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[Publications] Schneider, C., Matsumoto, Y., Kohyama, K., Toyka, K.V., Hartung, H.P., Gold, R.: "Experimental autoimmune myositis in the Lewis rat : lack of spontaneous T cell apoptosis and therapeutic response to glucocorticosteroid application"J Neuroimmunol. 107. 83-87 (2000)
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[Publications] 神山邦子, 宮越陽, 尹元基, 松本陽: "組み換えC蛋白によって誘発した実験的多発性筋炎の特性解析"神経免疫. 10. 134-135 (2002)
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[Publications] 神山邦子, 松本陽: "組換えC蛋白惹起筋炎の誘導における自己抗体の役割"日本免疫学会. (2003)