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2002 Fiscal Year Annual Research Report

メラトニンを用いた放射線照射が腫瘍細胞のアポトーシスとフリーラジカルに与える影響

Research Project

Project/Area Number 14770467
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

幡多 政治  筑波大学, 臨床医学系, 助手 (60285145)

Keywords悪性神経膠腫 / メラトニン / 抗腫瘍作用
Research Abstract

メラトニンには、腫瘍細胞のアポトーシスを増加させる抗腫瘍作用があるということが報告されている。そこで、中枢神経系悪性腫瘍にメラトニンによる抗腫瘍効果がみられるかを検討した。
60mm×15mm dishに4mlの培地(ダルベッコ改変イーグル培地+10%ウシ胎児血清+ペニシリン100U/ml+ストレプトマイシン100μg/ml)を入れ、ヒト悪性神経膠腫細胞株GI-1を3.0×10^5個播種した。4時間後に、0,1×10^<-5>,10^<-7>,10^<-9>,10^<-11>,10^<-13>,10^<-15>Mの各濃度のメラトニンを含む培地に交換し、CO_2インキュベーターで37℃、5%CO_2の条件下に静置培養した。7日後に、増殖した腫瘍細胞を0.25%トリプシン/EDTAで処理することにより細胞浮遊液とし、血球計算板を用いて細胞数を計測した。
いずれのメラトニン濃度の培地においても、明らかな腫瘍細胞の増殖を抑制するような効果は認められなかった。
播種する腫瘍細胞数の変更、播種後メラトニンを含む培地に交換するまでの時間の延長など、条件を変えて再度実験する必要があると思われた。また、アポトーシスを起こした腫瘍細胞を実際に計測し、各メラトニン濃度間の比較検討を併せて行うことも必要と考えられた。今後、GI-1以外のヒト悪性神経膠腫細胞株も用いて、メラトニンの抗腫瘍効果を判定していく予定である。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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