2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14770507
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Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
堤 隆 大分医科大学, 医学部, 助手 (60284791)
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Keywords | ノシセプチン / 不安 |
Research Abstract |
我々は平成14年度の研究において18時から6時を明期とする明暗条件下で飼育したウイスター系成熟雄性ラットを用いた。ラットは恒温(23±0.5℃)、恒温(50±5%)で、照明時間は午後6時から午前6時までの動物舎で飼育した。水および固形飼料は自由に与えた。ラットは少なくとも3週間以上飼育した後実験に用いた。抱水クロラール麻酔下にて、脳室内に一定量を同じ速度で注入できる、ノシセプチン受容体アンチセンスを充鎮したmini-osmotic pumpの注入プローベをPaxinos & Watsonのラット脳アトラスに基づいて定位的に脳室内に固定した。コントロール群はスクランブルアンチセンスを用い同様の処置を行った。手術後も同様の条件で3日間飼育した後、不安行動測定(elevated plus maze, black & white box test, conditioned fear stress test, startle reflex test)を行った。elevated plus mazeではopen armでの滞在時間、open armでの進入回数、closed armでの進入回数、stretched attend posture, head dipを計測した。black & white box testではwhite chamberでの滞在時間、white chamber進入回数、total line crossingを測定した。conditioned fear stressではfootshockを5分間施行した翌日に行い、freezing回数を計測した。startle reflex testでは、音刺激・電気刺激・エアーパフ刺激によるスタートルリフレックスを測定した。最後にspontaneous locomotor activityを2時間赤外線のphotobeam breakを用いて計測した。いずれの実験も、無人の防音暗室の実験室において赤色灯火でモニター兼ビデオを記録しながら行った。記録したビデオからラットの行動をカウントした。
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