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2003 Fiscal Year Annual Research Report

不安調節機構におけるニューロステロイド及び不安関連神経ペプチドの役割の解析

Research Project

Project/Area Number 14770519
Research InstitutionNippon Medical School

Principal Investigator

眞野 あすか  日本医科大学, 医学部, 助手 (50343588)

KeywordsUrocortin 2 / ストレス調節 / 視床下部 / 下垂体 / 副腎
Research Abstract

Urocortin(Ucn)2は近年発見されたcorticotropin-releasing factor2型受容体(CRFR2)の内因性のリガンドである。昨年度はUcn2及びUcn3の免疫活性の脳内における局在を解析し、CRF, arginine-vasopressin(AVP)などのストレス関連ペプチドとUcn2の免疫活性の共存を明らかにした。本年度は種々のストレス状態下におけるUcn2免疫活性の変動について免疫組織学的に検討し、さらに末梢組織においてもその局在について検討した。24時間及び48時間の絶水により視床下部視索上核、室傍核におけるUcn2様免疫活性は増加した。2%高張食塩水の2週間の投与によっても視索上核、室傍核のUcn2様免疫活性は増加した。24及び48時間絶食による変化は認められなかった。視索上核、室傍核は水分バランスやストレス応答に関与する神経核であり、これらの部位においてUcn2様免疫活性の増加が認められたことから視床下部のUcn2は水代謝やストレス応答においてなんらかの役割を担っている可能性が示唆された。
末梢組織におけるUcn2様免疫活性は心臓の血管壁、下垂体、副腎に認められた。下垂体ではproopiomelanocortin(POMC)産生細胞に共存し、副腎では髄質に強い免疫活性が認められtyrosine hydroxylase(TH)との共存が認められた。心臓の横紋筋にはCRFR2が存在することから血管内壁に存在するUcn2が心臓に作用していことが推測された。副腎ではUcn2はカテコールアミン生成酵素であるTHと共存することから末梢組織においてもストレス応答に関与している可能性が示唆された。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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