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2002 Fiscal Year Annual Research Report

短腸症候群の病態ならびに術後敗血症の機序解明・治療を目的とした基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 14770647
Research InstitutionSapporo Medical University

Principal Investigator

江副 英理  札幌医科大学, 医学部, 助手 (70336387)

Keywords短腸症候群 / 敗血症 / エンドトキシン / 血中乳酸値 / tight junction / バクテリアルトランスロケーション / グルタミン
Research Abstract

豚を用いた手術により短腸症候群モデルを作成(札幌医科大学動物実験施設を利用)
小腸切除の量少量/中程度/大量切除群の作成を行っている。
安定した系を得るため術後体重を計測したところ、各群において安定した状態を得ることができた。
大量小腸切除群は体重の増加を認めず、術後約3週〜1月で急激な体重減少を起こすことが判明した。また、体重減少とともに体力の低下が著明であった。下痢を併発しており、吸収障害が一つの原因であると思われた。術後早期は体重減少ならびに体力の低下を認めないことより、このモデルにて各因子の経時的な観察を行うことで短腸症候群の病態を明らかにする一助となる考えている。現在は切除腸管・再手術時・再手術後の残存腸管の一部を採取し、検索するため組織を採取している段階である。
当初の計画通りに計画をすすめるべく、現在以下のような準備を進めている。
1 腸管大量切除による残存腸管への影響の検討のための組織採取中であり、tight junctionの破綻の有無を検索予定
2 術前より(小腸切除前)門脈内および肝静脈にカテーテルを留置し乳酸値の経時的な計測のため、カテーテルを留置し、採血が可能かどうかを検討したので、今後はdataの蓄積を行う。
3 腸管大量切除後、再手術により大腸間置術が施行可能であった。体重の回復を認めるか、その際残存腸管の変化はどうなるかを今後解析予定である。
preliminaryには系が動くことが判明したので、来年度より当初の計画通り実験を進めていく予定である。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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