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2002 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子治療用インテリジェントリポソームの胃癌への適応

Research Project

Project/Area Number 14770659
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

古谷 嘉隆  帝京大学, 医学部, 助手 (30312010)

Keywords遣伝子治療 / 非ウイルスベクター / ポリエチレンイミン / PEG-C / JTS-1
Research Abstract

我々は、Cationic PolymerであるPolyetheleneimine(PEI)とPlasmid DNAとの複合体にて遺伝子導入を試みた。ヒト膵臓癌細胞株AsPC-1に対して、プラスチャージのPEI/plasmid DNA複合体にpH依存性融合ペプチドであるJTS-1を付加することにより導入効率の増強を認めた。さらに、PEI/plasmid DNA複合体と血清タンパクとの結合による導入効率の低下を防ぐためにマイナスチャージのカルボキシル化したポリエチレングリコール(PEG-C)を付加することにより、血清タンパクとの凝集を防ぐことができ、遺伝子導入効率の増強を認めた(FCS(-)の条件で6x10^8LUC/mg protein)。また16%FCSの条件においても、1x10^8LHC/mg proteinの導入効率を確認でき、静脈投与の可能性がでてきた。さらに、PEG-Cに糖鎖であるラクトースを結合させることにより、遺伝子導入効率のさらなる増強を認め、糖鎖受容体選択的な遺伝子導入の可能性がでてきた。
PEI/plasmid DNA/PEG-Cの複合体の粒子径を動的光散乱法にて評価すると136±15nmであり、PEI/plasmid DNA複合体179±29nmよりも粒子径の縮小を認め、PEG-Cのカルボキシル基のマイナスチャージにより凝集を抑制できた結果と考えられた。導入効率は、X-gal染色では、20%と低いが導入する癌抑制遺伝子、腫瘍免疫誘導遺伝子の種類によっては、十分な抗腫瘍効果を誘導でき、治療実験を進めて行きたい。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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