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2003 Fiscal Year Annual Research Report

膝十字靭帯再建術における骨孔内の骨―移植腱間の固着様式の解明と加速化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14770755
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

副島 崇  久留米大学, 医学部, 助手 (90279208)

Keywords前十字靭帯再建術 / 骨-移植腱移行部 / 骨孔内治癒過程
Research Abstract

成熟日本白色家兎25羽を用い.遊離半腱様筋腱を脛骨・大腿骨側に作製した骨子し移植した.術後1,2,4,8週に各5羽ずつ屠殺し,脛骨側の免疫組織学的評価を行った.
・1週:骨-移植腱間に血管成分に富んだ肉芽様組織が形成され,一致してCD31,RAM-11,VEGF, b-FGF, collagen type 3の発現を認めた.
・2週:CD31,RAM-11 は介在組織の減少とともに消退し,介在組織中に軟骨様細胞が認められるようになった.b-FGF, collagen type 3は腱辺縁まで,VEGFは腱中心にまで発現を認めた.
・4週:Sharpy線維様の繊維が観察され,骨-移植腱の境界は不明瞭となった.VEGFの発現は消退したが,b-FGFは腱中心まで発現が認められるようになった.
・8週-骨梁に連続性が認められるようになり,b-FGFのみ腱中心までの発現を認めた.
骨-移植腱の介在組織中でのCD31,RAM-11,VEGF, collagen type 3の発現・消退のパターンは,この部位に特異的なものではなく,通常の創傷治癒過程で見られる血管線維性肉芽組組織のそれと同様と思われた.その中でb-FGFが初期よりその発現を減退させることなく徐々に腱内部まで浸潤していたことは,その後の骨-移植腱間の固着が完成されていく過程で重要な知見と思われた.
以上、第19回日本整形外科学会基礎学術集会に抄録投稿中

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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