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2002 Fiscal Year Annual Research Report

ウィルス感染における熱ショック蛋白質の抗ウィルス活性・宿主遺伝子発現に関する検討

Research Project

Project/Area Number 14770779
Research Institution大分医科大学

Principal Investigator

鵜島 雅子  大分医科大学, 医学部, 助手 (90336256)

KeywordsHIV / HSP / hyperthermia / 抗HIV活性 / MTT法 / MOLT-4 / MOLT-4 / HIV III B / MT-4
Research Abstract

ヒト由来Tリンパ球(MOLT-4)にHSPを強制発現させた。方法は遺伝子導入と直接的温熱処理の2通りを用いた。HSP発現の誘導効率をwestern blotを用いて評価した結果、両方法とも発現量は増加しており特に後者で顕著だった。これらの細胞にMOLT-4/HIV III B持続感染細胞とco-cultureし,その後、以下の抗HIV-1活性評価を行った。
(1)細胞のバイアビリティ
トリパンブルーに染色にてdye exclusion methodを用い生存率を評価した結果、positive control細胞と比較して有意にHSP強制発現細胞の生存率の上昇を認めた。
(2)MTT法による抗HIV-1活性試験
MOI(mulyiplicity of infection)0.02で感染させたMT-4細胞または非感染MT-4細胞に温熱処理(42℃、15min)をおこなった。(1)の結果を指示する結果を得た。
(3)巨細胞形成阻害試験を測定
MOLT-4とMOLT-4/HIV III B細胞を共培養するとウイルスの細胞細胞間感染が生じるため両者の細胞融合によって巨細胞を形成する。HSP強制発現によって形成阻害率の増加を認めた。
(4)細胞内でのウイルス蛋白の生成量を測定した。HSP強制発現細胞にて低下傾向をみとめた。
(5)Microarray systemをもちいて上記細胞の遺伝子発現の変化を解析した。
(6)この他に、細胞表面上のcoreceptor、すなわちCXCR4,CCR5に対するHSP過剰発現の影響をFACSを用いて解析した。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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