2002 Fiscal Year Annual Research Report
ナチュラルキラーT細胞を利用した新しいぶどう膜炎免疫療法の開発
Project/Area Number |
14770962
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
園田 康平 九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (10294943)
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Keywords | ぶどう膜炎 / NKT細胞 / サイトカイン / ケモカイン / トレランス / 免疫療法 / 遺伝子導入 / IL-15 |
Research Abstract |
1:マウスでの実験 これまでヒトinterphotoreceptor retinoid-binding protein(IRBP)1-20ペプチドをC57BL/6マウ〓experimental autoimmune uveitis(実験的白己免疫性ぶどう膜炎,EAU)を誘導した。EAUマウス由来〓胞を脾臓および末梢血から分離した。マウスNKT細胞は抗NK1.1抗体を用いた磁気細胞分離システムを〓て分離した。その産生するサイトカイン・ケモカインを細胞内タンパク染色&フローサイトメトリー,〓protection assay, real-time PCRで解析中である。現在のところTNFα,IFNγなどの炎症性のサイト〓を産生していることを確認している。 また同様の方法で正常マウスからNKT細胞を分離し、炎症抑制型の性格を帯びるさせるべく試験管内で〓抑制性のサイトカインであるTGFβと共培養した。一部IFNγの産生低下は見られたので、現在他のIL-〓などの産生能を検射している。NKT細胞を炎症抑制型に変換できたなら、EAUマウスに充分量移入する〓う膜炎をスコアリングし、抑制効果を確認する予定である。 2:ヒトNKT細胞の分離、解析 我々は正常人末梢血から白血球のみ分離し、NKT細胞のリガンドであるa-ガラクトシルセラミドで繰り〓刺激することでNKT細胞を増殖させている。今後分離したNKT細胞を各種増殖因子と共培養し治療に使〓数まで増やす。今までIL-15などがNKT細胞の増殖因子とされており、今後これを加えて培養する予定〓る。増殖後マウスモデルで確認された方法で炎症抑制型に変換する。
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