2002 Fiscal Year Annual Research Report
視覚的に訴えたメルコックス・ローダミン辺縁漏洩試験法について
Project/Area Number |
14771073
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
松浦 洋志 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (80299586)
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Keywords | メルコックス・ローダミン法 / 辺縁漏洩 |
Research Abstract |
本研究は、従来から当教室で行われていたメルコックス・ローダミン辺縁漏洩試験法後に、歯牙を脱灰し、歯牙部分を透明レジンで置き換えて辺縁漏洩部を見ようとする、より視覚的に訴えた辺縁漏洩試験法の開発が目的である。 平成14年度は、包埋材として、1.パラフィン(P)2.熱可塑性樹脂(1)モデリングコンパウンド(M)(2)Heat Form:サーモプラスチックレジン(H)(3)エルコプレス用プラスチックレジン透明2mm(T)弾性3mm(E)3.シリコーン樹脂の各々の性質を調べた。 a.脱灰に用いる硝酸に対する溶解性と性質を調べた。 歯を脱灰するのに約1週間かかるので、10日間硝酸に浸潤した。 1.パラフィン:2.41g-2.41g重量は変わらず、性質も変わらず。 2.モデリングコンパウンド:14.26g-14.24g重量変わらず、性質も変わらず。 ヒートフォーム:8.79g-4.89g柔らかく、ぼろぼろ状態になり、使えない。 エルコプレス用透明2mm:4.47g-4.48g 弾性のある3mm:5.47g-5.48g透明が、淡く黄色に変化する。 b.各々の包埋材にEPOFIXのレジンを流して、綺麗にはがせるか、離形性は良いかを調べた。また、レジンを着色しないかをも調べた。 全ての包埋材で、離形性は良く、透明な硬化したEPOFIXレジンが得られた。 c.各々の包埋材にCR充填を行い、接着性を調べた。 M>T>H>P>Eの順で強く接着した。
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