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2002 Fiscal Year Annual Research Report

歯冠修復用材料の摩耗傾向に対する評価法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14771078
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

豊田 丈爾  東北大学, 歯学部附属病院, 助手 (00250796)

Keywords磨耗 / 歯科用合金 / 歯冠修復用材料 / エナメル質
Research Abstract

この研究では,これまで研究代表者が摩耗試験を行ってきた歯冠修復材料に,新たに2種の歯科用合金を加え,修復材料と天然歯のそれぞれの組み合わせについて同一の条件で滑走摩耗試験を行い,特に合金の種類による摩耗傾向の違いについて検討した.実験に用いたのは,金銀パラジウム合金,白金加金,陶材焼付用合金に陶材および硬質レジンを加えた5種類の歯冠修復用材料とヒト天然歯エナメル質で,先端が半球状の直径約3mmの棒状とした上部試料に対し,平板状とした下部試料を往復滑走運動させる試験機を用い,滑走摩耗試験を行った.本年度は人工食塊等を介在させず,試験は水道水中で行い,上部棒状試料,下部板状試料それぞれについて摩耗量を測定した.その結果から以下の知見を得た.
1.エナメル質,陶材,硬質レジンに対する摩耗量は,合金3種ともに他の3種の材料と比較して小さかった.
2.金銀パラジウム合金,白金加金,陶材焼付用合金に対する摩耗量は,合金3種ともにエナメル質,陶材,硬質レジンと比較して大きかった.
3.3種の合金間で比較すると,対合試料の種類により摩耗傾向は異なっていた.金銀パラジウム合金と白金加金は比較的近い摩耗傾向を示したが,陶材焼付用合金は,金銀パラジウム合金,白金加金,陶材焼付用合金を対合試料とした場合,他の2合金より大きな摩耗量を示し,陶材,硬質レジンを対合試料とした場合,他の2合金より小さな摩耗量を示した.

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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