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2002 Fiscal Year Annual Research Report

変形性顎関節症患者の遺体顎関節における各種画像検査所見ならびに組織像の比較検討

Research Project

Project/Area Number 14771166
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

荒井 智彦  鶴見大学, 歯学部, 助手 (60308385)

Keywords顎関節 / 変形性顎関節症
Research Abstract

変形を伴う顎関節症について病的変化によるものか、加齢による変化なのか、いまだに不明な点が多い。今回、加齢による下顎頭の変化を明確にする目的で、系統解剖実習用遺体より摘出した下顎頭を用い、形態分類と骨変化の有無について検討したので報告する。対象は本学解剖学教室が保存している系統解剖実習用遺体のうち、実習にて解剖された男性87体、女性101体、計188体(376関節)で、年齢は48歳〜107歳までの平均76.8歳,である。摘出された下顎頭を肉眼にて観察し、前頭面観をYaleの分類に従い、convex、flat、angled、roundにconcaveを加え分類した。さらに、矢状面観についても観察しconcavity、osteophyte、flatteningといった関節機能面の形態上の変化の有無について検討した。下顎頭前頭面観をYaleに従い分類してみると、72.9%(274関節)がconvex typeであった。関節機能面の変化はflatteningが13.0%(49関節)、concavityは23.1%(87関節)、osteophyte4.2%(16関節)にみられた。性差をみてみると、concavityは男性27.0%(47関節)、女性20.8%(42関節)と大きな差は認められなかったが、flatteningをみてみると男性6.3%(11関節)、女性18.8%(38関節)と差が見られた。これまでの結果は平成14年に行われた日本顎関節学会にて報告した。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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