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2002 Fiscal Year Annual Research Report

テロメアDNA四重鎖構造を安定化させテロメラーゼを阻害するポルフィリンの開発

Research Project

Project/Area Number 14771311
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

石川 吉伸  熊本大学, 薬学部, 助手 (00305004)

Keywordsポルフィリン / テロメア / テロメラーゼ / 抗ガン剤 / 阻害 / DNA / 四重鎖 / 構造安定化
Research Abstract

本研究の目的は、テロメア(グアニン)四重鎖DNAの構造を高く安定化することのできる芳香族カチオン性ポルフィリンの合成と、それらのテロメラーゼ阻害の測定、及び安定化能-活性阻害間の相関の解析である。本年度は合成を主として研究を遂行した。
◎種々の芳香族カチオン性ポルフィリンの合成の試み
テトラキス(α-ブロモ-m-トリル)ポルフィリン(mBrTTP)の側鎖に、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、2-ピコリン、3-ピコリン、4-ピコリン、ピコリン酸、ニコチン酸、イソニコチン酸の三級窒素を四級化すると同時にポルフィリンに導入する9種類の芳香族カチオン性ポルフィリンの合成を試みた。まず、mBrTTPをピリダジン、ピリミジン、ピラジンにそれぞれ溶解させ、溶液を還流した後析出した結晶を得た。しかしながら得られたいずれの化合物の結晶は水に不溶性だった。この理由として、ピリダジン、ピリミジン、ピラジンは窒素を2つ含むため、ポルフィリンが連なって結合している多量体が形成された可能性がある。一般に高分子体は水に不溶なものが多い。次に、mBrTTPを2-ピコリン、3-ピコリン、4-ピコリンにそれぞれ溶解させ、6時間還流した後析出した結晶を集め、目的であった物質4,5,6を得た。これらは水溶性であった。さらに、mBrTTPとピコリン酸、ニコチン酸、イソニコチン酸をクロロホルムとメタノールの混液に溶解させ、室温で攪拌したが結晶が析出せず、現在のところ目的物質7,8,9を得ることができていない。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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