2003 Fiscal Year Annual Research Report
地域特性に対応した住民を対象とした個別健康教育プログラムの開発と効果の評価
Project/Area Number |
14771377
|
Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
服部 真理子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助手 (50336492)
|
Keywords | 健康教育 / プログラム開発 / 生活習慣病 |
Research Abstract |
今年度、プログラム評価の項目を作成するための文献検索および調査の実施。 1.健康教育に関連する行動的・経済的評価方法の決定 高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満に関連する健康教育の論文および関連領域(行動科学・心理学・教育学など)より、評価指標の検索を行った。 個別健康教育による効果評価の尺度は、実施されている内容、地域性や対象などによって多様性を含む必要がある。よって、文献からの尺度に加えて実際に行われている個別健康教育の評価を行うために、個別健康教育の実施者である保健師および教育を受ける対象者に対して、評価についてのフォーカスグループインタビューおよび半構成的な個別面接調査を行い、評価指標の内容を検討する必要があった。 調査の内容は、保健師に対して実際の健康教育で行っている援助内容、援助を実施しての対象者の変化(身体的側面・心理的側面)、援助における注意点、個別健康教育の利点・改善点を含み、教育を受けた対象者に対しては、プログラムに参加しての変化(身体的側面・心理的側面)、プログラムの利点と改善点、プログラムに期待することとその満足度を含む。 まず、フォーカスグループインタビューの結果、その内容より個別健康教育の援助内容、対象者の変化、対象者の期待と満足を抽出。分析内容より、フォーカスグループインタビューで十分に確認のできなかった項目については、個別に半構成的面接を実施。その内容から、個別健康教育の評価の項目を作成。 また、インタビュー内容からプログラムの利点・改善点を抽出し、プログラム内容を修正。 個別健康教育プログラムの経済的評価の方法については今後の検討が必要。
|