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2004 Fiscal Year Annual Research Report

運動による高齢者の転倒防止および健康促進〜生涯スポーツへの発展の可能性

Research Project

Project/Area Number 14780031
Research InstitutionNagasaki International University

Principal Investigator

熊谷 賢哉  長崎国際大学, 人間社会学部, 専任講師 (30341572)

Keywords高齢者 / パワーリハビリテーション / 筋厚
Research Abstract

◎低強度の反復負荷トレーニング(パワーリハビリテーション)による筋量(筋厚)の変化
低強度の反復負荷トレーニング(パワーリハビリテーション)を行っている高齢者を対象に超音波Bモード法による下肢筋厚(大腿前面、下腿前面・後面)の測定を縦断的に行った。
被験者は低強度の反復負荷トレーニング(パワーリハビリテーション)を週2回行っている高齢者4名(男性1名、女性3名:76.5±6.0歳)とし、トレーニング期間は、1名(男性)については24週間、3名(女性)については48週間とした。下肢に対するトレーニングはレッグプレス、レッグエクステンションおよびフレクションで、Borg指数11〜12の負荷で1日10回を3セット行った。
大腿前面(31.4±3.9mm)および下腿後面(54.0±3.0mm)の筋厚は個人差が大きかったのに対し、下腿前面(25.5±16mm)の筋厚は個人差がほとんどみられなかった。一方、大腿前面と下腿後面の筋厚の間には有意な正の相関関係(r=0.96 p<0.05)がみられた。24週間のトレーニングにより男性1名の筋厚は全ての部位において変化がみられなかった(大腿前面:+0.9%、下腿前面:-0.7%、下腿後面:±0.0%)。また、48週間のトレーニングによる女性3名の筋厚も全ての部位において変化がみられなかった(大腿前面:-0.2%、下腿前面:+2.1%、下腿後面:+0.6%)。
以上の結果より、低強度の反復負荷トレーニング(パワーリハビリテーション)により筋量の変化はみられないことが示唆された。つまり、低強度の反復負荷トレーニング(パワーリハビリテーション)による筋力およびバランス能力の向上といった身体機能の向上は、生理学的レベルにおいて筋量以外の要因によるものであることが考えられる。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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