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2002 Fiscal Year Annual Research Report

小腸上皮細胞による食事性抗原輸送と取り込みに及ぼす炎症性サイトカインの影響

Research Project

Project/Area Number 14780077
Research InstitutionYamaguchi Prefectural University

Principal Investigator

神田 知子  山口県立大学, 生活科学部, 助手 (00310730)

KeywordsCaco-2細胞 / オボアルブミン(OVA) / カテプシンD / インターフェロンγ / カテプシンB
Research Abstract

H14年度は小腸上皮細胞による抗原取り込みにおけるインターフェロンγの作用機序を解明するべく,以下の検討を行った。
1.Caco-2細胞lysateによるオボアルブミン(OVA)の限定分解の検討
本研究者は以前,Caco-2細胞をOVAが通過する際にプロセシングされること,特にインターフェロンγ処理した細胞では分解が亢進することを明らかにした。しかしながらCaco-2細胞そのものを酵素源としてOVAが分解されるかどうかについては未検討であった。そこでOVAとCaco-2細胞のlysateをインキュベートしたところ,OVAは確かに細胞内の酵素によって分解をうけることが示され,しかもインターフェロンγを処理した細胞では分解が亢進する傾向にあった。
2.OVAの分解に関与するリソソーム内プロテアーゼの検討
これまでの研究で,Caco-2細胞の培地にOVAを添加して,これらを共培養させたときにOVAが限定分解されることを明らかにしたが,これはCaco-2細胞そのものを酵素源として得られた結果ではなかった。そこで今回はCaco-2細胞のlysateとOVAをインキュベートした時のOVAの分解をリソソーム内酵素であるカテプシンBとDのインヒビターが抑制するのかどうかを検討した。OVAの分解はカテプシンBとDのインヒビターの添加によって抑えられ,これらのプロテアーゼの関与が示された。
3.今後の課題
インターフェロンγがこれらのリソソーム内プロテアーゼを亢進させるのかどうかを,カテプシン測定キット等を用いて検討していきたい。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Tomoko Koda, Hisanori Minami, et al.: "Higher Concentrations of Interferon-γ Enhances Uptake and Transport of Dietary Antigens by Human Intestinal Cells A Study Using Cultured Caco-2 cells"J.Nutr. Sci. Vitaminol.. 49-3(未定). (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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