2002 Fiscal Year Annual Research Report
日本人講義者が行う英語による講義の為の教授法開発に関する基礎的研究
Project/Area Number |
14780158
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
田崎 敦子 東京農工大学, 留学生センター, 助教授 (10272642)
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Keywords | 英語による講義 / 非英語母語話者 / 教授法 / コミュニケーション / 留学生 / 日本人学生 |
Research Abstract |
大学で行う非英語母語話者(日本人学生、留学生)に対する英語による講義において、学生の講義の理解を助ける効果的な教授法を開発するために、今年度は、主に基礎資料、データの収集を行った。 まず、非英語母語話者が講義を受ける際に直面する問題を明らかにするために、英語による講義を受講している日本人学生、非英語圏出身の留学生に、以下の調査を行った。 (1)アンケート調査 (2)インタビュー調査 以上の調査から、学生は、英語による講義において、意見を述べること、レポートを作成すること、出身国の異なる学生の英語を理解すること、また、学生間のコミュニケーションスタイルの相違などに困難を感じていることがわかった。 1.非英語母語話者に対する教授法開発のための資料を収集するために、アメリカのESLコースで実地調査を行った。 (1)ESLの教師が使用する英語について (2)ESLの学生のコミュニケーションを促進するための教育について 2.非母語話者間のコミュニケーションの問題を分析するために、クラスで行うディスカッションをビデオ録画した。 15年度は、これらの調査結果の分析を行い、英語による講義の教授法や、質疑応答やディスカッションなど、教師と学生、また学生間のコミュニケーションを促進するための教育方法の開発に関する研究を進めていく予定である。
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