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2003 Fiscal Year Annual Research Report

局所ネットワークの構成によるコミュニティ支援環境の実現

Research Project

Project/Area Number 14780332
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

西村 俊和  立命館大学, 理工学部, 助教授 (00273483)

Keywords局所性 / 無線LAN / GPS / 行動履歴 / 測位 / 位置依存 / コミュニティ / ネットワーク
Research Abstract

地理的な局所性を持った人々を対象とし、そのコミュニケーションを支援する計算機ネットワークの研究を行った。インターネットのような世界的な計算機ネットワークの発達は、さまざまな情報を瞬時に通信可能とした。しかし我々の生命活動や社会活動は通常局所的であり、また運輸や物流の現技術は情報通信と比べて低速で高コストである。従って、通常は居住地域や勤務地域等における近くの商業、サービスや隣人等、地理的な局所性を持った人々と共に生活を行っていると思われる。このような日常生活でのコミュニケーションを支援するためには、その局所性を有効利用可能な手法が必要である。
本年度は安価に利用可能な無線LANシステムに着目し、無線LANのサービスエリアが局所的であることを利用して、無線LANクライアントの位置を室内で測位する技術を開発した。複数の無線アクセスポイントを利用することによって3m〜5m程度の精度で安定して測位可能であり、しかも同時に外部のネットワークと通信可能である点が従来手法に対する特徴の一つである。本研究の有効性を示すため、位置依存の情報提示システムのプロトタイピングを行った。
また測位情報の系列に着目し、実世界において人々の行動に影響を与える特定の地点を、利用者の行動履歴から推測する手法を考案した。多数のユーザの測位情報の系列を収集してその時間的な変化量に着目することにより、ユーザの行動に影響を与える地点を推測することが可能となる。GPS (Geographical Information System)によって取得した行動履歴を用いてプロトタイプを利用したところ、ユーザが日常的に訪れる特定地点を推測することが可能であることが明らかになった。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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