2003 Fiscal Year Annual Research Report
組織における知識創造行動―組織分化・コミュニケーションに関するエスノグラフィー―
Project/Area Number |
14780359
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Research Institution | Takachiho University |
Principal Investigator |
ロラン マリージョゼ 高千穂大学, 助教授 (90257808)
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Keywords | ライフストーリー / 組織文化 / コミュニケーション |
Research Abstract |
研究の目的 本研究は、外国人就労者から常に強いニーズがある社会・関係調整能力の問題に中心を置き、教材開発の基盤をなす言語・コミュニケーション環境に関するエスノグラフィー的システムの作成と、それをWeb出版の形で海外にも普及させることを目指す。 研究活動と成果 「ライフストーリーそして、どのように働くか」のテーマに対して、自分のライフストーリーを組み立てました。当初の調査先はカナダ(ケベック州及びモントリオール市)だけであったが新たに、アメリカ(マサチューセッツ州及びニューベットフォード市)での調査が可能となった。調査対象者16名のライフストーリーを組み立てる予定だったが、28名のライフストーリーを収集できるようになった。カナダ、ケベック州立大学モントリオール校では、口頭での意見交換から自伝的なドキュメントを作り出しました。 平成14年での得られた成果を、エスノグラフィーの手法で記述・分析すると同時に日本語教育機関に提供したことである。また、その「言語とインターアクションの両面」はロラン・マリージョゼ「アジア的視点から見る多民族組織での対人コミュニケーション-日本人とマレーシア人の発話とコミュニケーション実践のミクロ分析によるケースバイケース的アプローチ-」『高千穂論叢』、高千穂大学、36巻3号、pp.53-70にまとめ出版した。さらに、同じテーマで、ロバート・ファウザーは学会で発表しました。 得られた知見 (1)科学的日本語教育において行ってきた社会・文化・コミュニケーション又はその近接テーマの多様な研究において概念的フレームワークを立てるための社会的アプローチが必要である。 (2)社会的研究のフレームワークは、科学的日本語教育の概念化、コミュニケーション・社会を用いる特徴及び理解が必要である。 (3)科学的日本語教育に社会とコミュニケーションを用いる事と用語や概念化の条件等を分析することが必要である。
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Research Products
(1 results)