2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14800001
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Research Institution | Sugino Fashion College |
Principal Investigator |
中村 賢二郎 杉野服飾大学, 服飾学部・学長, 教授 (50237393)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
益田 兼房 立命館大学, 歴史都市防災研究センター, 教授 (50313317)
上野 邦一 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (70000495)
和田 幸信 足利工業大学, 工学部, 教授 (40175154)
宮脇 勝 千葉大学, 工学部, 助教授 (30280845)
赤坂 信 千葉大学, 園芸学部, 助教授 (30143267)
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Keywords | 伝統的建造物保存地区 / 歴史的環境 / 歴史的景観 / 都市修復 / 都市計画・建築計画 |
Research Abstract |
平成16年度は7月と10月に研究会を開催し、14年度と15年度に行った国外調査と国内調査の結果について意見交換を行った。 7月の研究会では報告書の作成の方針について検討した。報告書の内容を 1.問題の所在と課題 2.現地調査報告 3.まとめと提言 に大別すること、その各々の小項目及びその執筆担当者と秋の研究会で研究分担者によるフリートーキングの座談の会を開き、その内容も報告書に収録することを決定した。国内の重要伝統的建造物群保存地区の図面を凡例を記載して報告書の添付資料とすることも決定した。 10月の研究会では国外調査と国内調査の結果を踏まえてフリートーキングで意見交換を行い、この記録を座談会記事として報告書に収録した。研究テーマに関する問題の所在が多くの行政の制度と関連し、かつ今後取り組むべき課題も多岐にわたることが2年余の調査研究で明らかになってきたために問題の所在を洗い出し、課題を多角的に分析するために座談会形式のフリートーキングが有益であると考えられたためである。 各研究分担者等によって作成された原稿は研究分担者の立命館大学歴史都市防災研究センター 益田兼房教授と立命館大学歴史都市防災研究センター 板谷直子ポスドク研究員がとりまとめ、研究代表者の中村が全体を見て部分的に必要な修正を執筆者と協議し、実施した。 重要伝統的建造物群保存地区の図面については、保存地区の所在する市町村に文化庁文化財部建造物課から改めて提出を依頼し、江面主任文化財調査官と益田教授が数回にわたってこれを点検し、市町村にフィードバックしたうえで最終的な図面を確定した。図面の作成、修正等に関しては東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻 保存修復建造物研究室所属の大学院学生の方々の協力を得て行った。
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