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2014 Fiscal Year Annual Research Report

がん悪性化に関わる炎症を制御する生理活性物質の探索

Research Project

Project/Area Number 14F03764
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

早川 芳弘  富山大学, 和漢医薬学総合研究所, 准教授 (10541956)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) BANBURY Linda  富山大学, 和漢医薬学総合研究所, 外国人特別研究員
Project Period (FY) 2014-04-25 – 2015-03-31
Keywords炎症 / がん / 天然物 / 和漢薬 / 薬物治療
Outline of Annual Research Achievements

がん細胞を取り巻く腫瘍微小環境は遠隔転移をはじめとするがん病態の悪性化に大きく関わる。腫瘍微小環境を構成する重要な要素として宿主免疫システムが存在するが、がん病態の成立において抑制的に働く腫瘍免疫監視機構とは反対に、近年がん病態の成立や悪性化を促進する側面も持ち合わせる事が指摘されている。本研究計画ではがん細胞の悪性形質獲得プロセスにおいて炎症の制御をターゲットした新たながん治療戦略の確立を目的とする。マウスがん悪性化進展モデルの解析から、良性の腫瘍がIL-17産生を起点とした炎症性免疫応答に暴露される事により、致死性の増殖能ならびに転移能を獲得することを明らかにした。IL-17を起点とするがん悪性化には転写因子STAT3を介した炎症性シグナルが重要な役割を担う事が報告されている。そこで本研究計画ではSTAT3をターゲットとしたがん悪性化制御に有用な天然物由来化合物同定のために以下の成果を挙げた。
①STAT3応答性ルシフェラーゼ発現レポーターを作製し、マウス乳がん細胞株4T1に作製したSTAT3レポーター遺伝子を導入、安定発現株を樹立した。
②樹立した4T1細胞STAT3レポーター安定発現株を用いて富山大学 和漢医薬学総合研究所 和漢薬化合物ライブラリーのスクリーニング、新規STAT3阻害効果を示す天然物由来化合物としてクルクミン誘導体化合物3種類を同定した。

Research Progress Status

26年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

26年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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