2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14F04020
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
宮岡 礼子 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (70108182)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
YAN WENJIAO 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Keywords | 極小等径超曲面 / インデックス / ナリティ / 安定性 / ガウス写像 / ラグランジュ部分多様体 |
Outline of Annual Research Achievements |
極小等径超曲面のインデックスの計算は,主曲率の個数が3以下の場合は,Yan氏によってすでになされ,ここでは,4,6の場合を明らかにしたかったが,当初2年で行う計画が,やむを得ぬ事情で1年半で帰国という状況になったこともあり,まだ最終結論には至っていない. しかし,主曲率の個数6の場合は3の場合との対応がわかっており,しかも分類定理により,等質であることがわかっているので,3の場合を手掛かりに考えられると信じている,4の場合も2の場合との関連でとっかかりがありそうである.ただ,そのバンドル構造を明らかにすることは,かなりの計算を要するので未完成である. このインデックスの計算は,焦部分多様体という次元の下がった極小部分多様体に対しても,超曲面の極限として,調べることが重要である.実際,極小部分多様体に対してインデックスやナリティを調べることは,退化した部分に集約される情報を見出すことがヒントとなる.例えばクリフォード超曲面の場合,退化した極小部分多様体は単に低次元全測地的球面であるから,インデックスもナリティも簡単にわかる.そのチューブをとったものがクリフォード超曲面で,その中に極小のものが唯一現れるので,この様子を調べれば主曲率4の場合につながる.さらには3,6の対応につなげることも試みている. これにより,もう一つの課題である極小部分多様体の安定性を探ることになり,もし主曲率の個数4の場合にもこの議論ができると,非等質な場合の考察につながるので,より本質的である.最終結論には至らずとも,非等質なものをどう扱って良いのかは大きな課題である. さらにガウス写像の像が複素2次超曲面の極小ラグランジュ部分多様体になっていることから,その安定性を調べることにも関係してくる.いずれも等質な場合にリー群論を用いて,計算を行っている.
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)