2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14F04023
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
田村 元秀 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00260018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KWON JUNGMI 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Keywords | 赤外線 / 直線偏光 / 円偏光 / 星惑星形成 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、すばる望遠鏡やそれ以外の望遠鏡を利用して、星・惑星形成領域における赤外円および直線偏光観測を行う。本研究の目標は以下のとおりであり、世界で初めて0.1 秒角での赤外円偏光観測を実現し、これによって、若い星の星周構造の円偏光場をマップすることで、散乱の効果および磁場の影響について、直線偏光と組み合わせて解明することである。同じデータから、円盤上層部のダストサイズ・性質の情報も得ることも期待できる。これと並行して、1秒角程度の偏光サーベイも行い、星・惑星形成領域全般における円偏光の分布を調べることを目指した。
本研究のため、すばる望遠鏡のための赤外偏光器の円偏光機能の拡充を行った。観測に必要なハードウエア・ソフトウエアについての開発を進めた。並行して、南アフリカにある赤外線望遠鏡 IRSF を用いて、星形成領域の赤外円偏光サーベイ観測を行なった。その結果、大質量星から小質量星に至るまでの星形成領域における星雲中に普遍的に赤外円偏光が検出されること、および、その偏光度や領域の広がりは、領域中で誕生している星の質量(光度)と良い相関があることを見出した。今年度は、とりわけ、その領域を拡張子、その結果を査読論文として出版した。本研究は、今後、円盤スケールでの円偏光と生命のホモキラリティーの議論を初めて行うことにつながる。本研究で取得している円偏光データは、いずれも過去にはない全く新しいデータであり、星形成、円盤およびアストロバイオロジーの研究に新展開をもたらすものと期待される。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Number density distribution of near-infrared sources on a sub-degree scale in the Galactic center: Comparison with the Fe XXV Kα line at 6.7 keV2015
Author(s)
Yasui, K., Nishiyama, S., Yoshikawa, T., Nagatomo, S., Uchiyama, H., Tsuru, T. G., Koyama, K., Tamura, M., Kwon, J., Sugitani, K., Schoedel, R., Nagata, T.
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Journal Title
Publications of the Astronomical Society of Japan
Volume: 67
Pages: id.1237 pp
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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[Journal Article] Wide-field Infrared Polarimetry of the ρ Ophiuchi Cloud Core2015
Author(s)
Kwon, J., Tamura, M., Hough, J. H., Nakajima, Y., Nishiyama, S., Kusakabe, N., Nagata, T., Kandori, R.
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Journal Title
The Astrophysical Journal Supplement Series
Volume: 220
Pages: id. 17, 16 pp
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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