2015 Fiscal Year Annual Research Report
維持管理のためのRFIDとセンサ融合と変状を含むBIMモデルの開発
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14F04368
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
矢吹 信喜 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50312434)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MOTAMEDI ALI 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Keywords | RFID / 維持管理 / 変状 / データモデル / BIM / CIM |
Outline of Annual Research Achievements |
位置情報を取得するためのICタグ(RFID)の一つの選択肢として,ビーコン(Beacon)の検討を実施し,UAV(ドローン)などが付近に来た時に,その付近に存在することを通知することを確認した. また,RFIDのタグが,木材,煉瓦,ブロック,土砂などによって覆われた際に,上部にあるアンテナから認識ができるかどうか,実験を行った.実験では主に煉瓦を用いて,タグの上に煉瓦の層を作り,層の厚さとアンテナの認識距離の関係を定量的に評価した. レーザースキャナによって計測した点群データから,類似構造物の抽出と複製によるポリゴンデータの作成プログラムを開発し,橋脚などを対象に検証を実施した. コンクリート構造の変状のプロダクトモデルの開発を行い,ひび割れ,錆汁,すり減りなどについて,オントロジーを開発しながら,実際の構造物を対象にモデル化を行い,検証を実施した. Arduinoを用いて,センサデータの無線による伝達システムを開発し,建設現場で実験を実施した. 光線を首を振りながら発して周辺の物体への距離を面的に求めるLiDARを購入し,実験を行った.これにより,周辺物体への距離をリアルタイムに計測できることを確認した.UAV(ドローン)を購入し試験を行った.UAVへの無線システムの搭載について検討を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
RFID,Arduino,UAV,ビーコンといった無線センサ系の個別実験を実施することができ,BIM/CIMのデータモデルについても,オントロジーに基づいて開発を実施しているから.
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Strategy for Future Research Activity |
当該外国人特別研究員は今年度で終了であるから,これまでに実験,開発を行ってきたことを継続しつつ,全体をまとめて,論文発表していく. 既に投稿してある論文については,今年度発表あるいは掲載していく.
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Research Products
(2 results)