2016 Fiscal Year Annual Research Report
維持管理のためのRFIDとセンサ融合と変状を含むBIMモデルの開発
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14F04368
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
矢吹 信喜 大阪大学, 工学研究科, 教授 (50312434)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MOTAMEDI ALI 大阪大学, 工学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Keywords | 維持管理 / 変状 / データモデル / BIM / CIM / RFID / UAV |
Outline of Annual Research Achievements |
コンクリートや鋼部材の変状,劣化,損傷の種類は非常に多く,記述や意味を統一する目的で,オントロジーを開発した.本研究では,変状などを,3つのグループ,すなわち,(1)部材の形状に関するもの,(2)材料の変化などにより部材の表面に現れるもの,(3)部材の機能の不全に関するもの,に分類した.この分類に基づいて,変状や損傷を表す用語と概念をBIM(Building Information Modeling)のモデルであるIFC(Industry Foundation Classes)を拡張することによって,コンピュータで表現できるようにした.次に,BIMの部材のモデルと劣化や損傷の関係を表現するモデル,さらには,損傷した部材と他の部材との因果関係を表現するモデルを構築した.さらに,センサを部材に設置した場合を表現できるようにするために,センサのデータモデル,およびセンサを部材のどこに,どのように設置したのかを表現するためのモデルを構築した. 構築したモデルの検証を行うために,熱交換器を対象として,パイプにひび割れが生じて,内部から液体が漏れている状態を表現した.これにより,本モデルで損傷などと部材の関係を論理的に表現することができることが明らかとなった. 次に,UAV(ドローン)を郊外の砂防ダムおよびコンクリートの水路付近で飛行させて,写真を数多く撮影し,SfM(Structure from Motion)を用いて,3次元モデルを構築した.さらに,モデルの要素に,ひび割れ,すり減り等の変状を関係付け,構築したデータモデルで表現出来ることを示した.
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)