2004 Fiscal Year Annual Research Report
コンピュータ・ネットワークを用いた法学教育の実践・評価システムの創成
Project/Area Number |
14GS0115
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
松浦 好治 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40104830)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 郁夫 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90162859)
加賀山 茂 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20169379)
角田 篤泰 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (80292001)
池田 輝政 名城大学, 教育学部, 教授 (90117060)
梶田 将司 名古屋大学, 情報連携基盤センター, 助教授 (30273296)
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Keywords | ロースクール / 法学教育 / 実務技能 / IT / ネットワーク / 同輩評価 |
Research Abstract |
APRS-Anonymous Peer Review System-(本文中では「投票システム」と呼ぶ)およびシラバスシステムについて 本年度の開発作業の主要な特徴は、投票システムを改良し、全く最初から再設計し直してZopeに移植し、かつ、シラバスシステムからシームレスに利用できるように開発を進めることであった。また、2005年4月にはリリース予定である。本システムは他大学へのリリースを検討しており、南山大学と鹿児島大学の各法科大学院の担当者と打ち合わせを行った。 DRSおよびSTICSについて 16年度は、法廷収録システム(DRS)に関して、模擬裁判の録画中に、重要と思われる箇所に任意にインデックスが付せるように改良をほどこし、模擬裁判実践後、すぐに重要箇所に関して録画を再生し、迅速な指導が行える体制を整えた。また、映像分析システム(STICS)に関しては、本格稼働にむけて、ファイルサーバーの容量を増強し、ファイル管理体制を高めるために、暗号化のシステムを導入した。これらの作業によって、両システム構築がほぼ最終段に至ったが、並行して16年度は、法学部の法社会学演習や法科大学院の法と心理学といった授業において、現実に両システムを実践的に用いることによってコンテンツを蓄積している。 他大学との連携について 12月にはITを利用した法学教育についての研究成果を発表し、今後のよりよい協力のあり方の可能性を探るため、米国ウィスコンシン大学との国際シンポジウムを開催した。報告において、法廷弁論などの実習教育については、アメリカにはすでに長年にわたる経験と蓄積があることが示された。実習教育においては"reality based training"であることが重視され、アメリカではビデオテープなどのコンベンショナルな技術を活用していた。これに対し、日本側は、実習を含む法学教育を効果的に支援する先進的なテクノロジー(映像をデジタル記録して分析するツール等)があることを発表した。これらにより、今後双方が協力することによってより優れた法学教育が実現できる展望が開かれた。
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Research Products
(6 results)