2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15014213
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Research Institution | THE UNIVERSITY OF TOKYO |
Principal Investigator |
伊藤 隆司 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90201326)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
住本 英樹 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (30179303)
太田 一寿 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助手 (00322727)
山田 洋一 金沢大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (30377402)
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Keywords | 蛋白質間相互作用 / 2ハイブリッド法 / 質量分析法 / ユビキチン化 / 蛋白質DNA相互作用 / 全長cDNA / DNAメチル化 / 1ハイブリッド法 |
Research Abstract |
蛋白質間相互作用に関しては以下の成果をあげた。 (1)特定の相互作用のみが障害された変異体を効果的に取得する方法として、保証付き逆2ハイブリッド法を開発した。 (2)相互作用部位を迅速にマップする方法として加速化系統フットプリント法を考案した。 (3)我々が見出した新規相互作用モジュールであるPB1ドメインのヘテロ二量体化様式の統一的理解とそれに基づく相互作用表面予測を達成した。 (4)一過性の相互作用や弱いものを検出する為に、クロスリンキングを利用する新規タンデムアフィニティ精製法を確立した。 (5)蛋白質ユビキチン化の網羅的解析の為のパラレルアフィニティ精製法を開発した。 蛋白質DNA相互作用に関しては以下の成果をあげた。 (1)転写因子の人工活性化戦略による標的遺伝子探索法を開発し、出芽酵母の薬剤耐性転写ネットワークを明らかにした。更に標的転写因子を拡大して解析を続行している。 (2)転写因子プロモータ相互作用解析の基盤情報としての酵母の転写開始点同定を全長cDNA解析により行い、2300遺伝子について開始点を同定した。更にその過程で87新規遺伝子と25新規イントロンを見出した。更に減数分裂期から作成したライブラリーの解析も進めている。 (3)DNAのメチル化が蛋白質との相互作用に与える影響をin vivoで評価する方法としてメチル化依存性酵母1ハイブリッドシステムを開発した。 (4)アレル別のDNAメチル化を簡便に検出可能なHM-PCR法を開発し、ヒト染色体21qおよび11qのCpGアイランドの網羅的メチル化解析を行った。
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Research Products
(6 results)