2003 Fiscal Year Annual Research Report
動機づけの仕掛けを組み込んだ観察、工夫、考える力を育てるモバイル学習システム
Project/Area Number |
15020106
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
余田 義彦 同志社女子大学, 学芸学部, 教授 (20191653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒木 勉 筑波技術短期大学, 助教授 (70232048)
垣花 京子 東京家政学院筑波女子大学, 短期大学部, 教授 (50248754)
山野井 一夫 東京家政学院筑波女子大学, 短期大学部, 講師 (70230521)
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Keywords | 科学的創造性 / 科学教育 / モバイル学習 / 協調学習 / 動機づけ |
Research Abstract |
実効性の高いシステムを開発するため、本研究では開発に加えて研究協力校でフィージビリティスタディも行う。本年度は次のことを行った。 1.システム開発 PDAのプラットフォームとして、ザウルスC760を選定した。次のことを行い、基本動作だけが可能なシステムを完成させつつある。 (1)簡単に記録・閲覧できるPDA用プログラム(エディタとビュワー)の開発について ビュワーはほぼ完成させることができた。当初、J2ME CDC環境で動作するものを開発したが、動作速度があまりにも遅かった。リファクタリングを繰り返したが状況に進展が見られなかったため、開発の処理系をCに切り替えて再度開発することにした。その結果、エディタの開発までは手が回らず、開発の全体的なスケジュールが大幅に遅れてしまっている。エディタについては7月頃を目途に完成させる見通しである。 (2)クレイドル経由で電子掲示板に記録を送信できるPDA用プログラムの開発について USB接続で行えるものを開発中。上記の理由で開発が遅れたため、5月頃を目途に完成させたいと考えている。 (3)評価と動機づけの仕掛けを組み込んだ電子掲示板プログラムの開発 開発は最終段階に入っている。4月の中旬には、研究協力校で運用を開始できる見通しである。 2.フィージビリティスタディ 平成16年度からフィージビリティスタディを開始するが、その準備として協力してくれる先生方を対象とした研修会を筑波女子大学で8月に開催し、研究の趣旨やシステムを理解してもらうことを行った。 また、本研究の予備的な試行として、AirH'を装着したザウルスと電子掲示板プログラムを相互利用した学習活動を設計し、つくば市の学校で授業実践を試みた。この成果については、つくば市教育委員会指導課のページで公開されている(注.授業実践は、Eスクエア・プロジェクトの補助を受けて行われた)。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 余田義彦, 山野井一夫, 垣花京子, 荒木勉: "グループウェア連携型モバイル学習システム「スタディノート・ポケット」の設計思想"日本科学教育学会年会論文集. 27. 293-294 (2003)
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[Publications] 余田義彦, 山野井一夫, 垣花京子, 荒木勉: "グループウェア連携型モバイル学習システム「スタディノート・ポケット」の開発(1)"日本科学教育学会年会論文集. 27. 295-296 (2003)
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[Publications] 余田義彦, 山野井一夫, 垣花京子, 荒木勉: "グループウェア連携型モバイル学習システム「スタディノート・ポケット」"日本教育工学会年会年会論文集. 19. 257-258 (2003)
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[Publications] 木村捨雄: "教育実践を支えるIT利用の先進的な教授学習システム-新世紀型理数科系教育の展開研究-"平成15年度特定領域研究 研究成果A04班中間報告(1). 187 (2003)