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2004 Fiscal Year Annual Research Report

Jagged1を制御することによる癌免疫の増強に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15025253
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

安友 康二  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30333511)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岸原 健二  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教授 (80214774)
九十九 伸一  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (10346596)
KeywordsNotch / 免疫療法 / 樹状細胞 / Tリンパ球 / Jagged / CD8
Research Abstract

Tリンパ球の活性化は抗原受容体からの刺激とともに、多彩な副分子機能によって調節されている。我々は、Tリンパ球にNotch分子が発現していることに着目し、Notch分子のTリンパ球機能に与える影響について研究を行ってきた。これまでに、CD4陽性Tリンパ球を抗原刺激と同時にNotchリガンドの一つであるDelta1によって共刺激すると、CD4陽性Tリンノ8球に発現するNotch3を介してタイプ1ヘルパーTリンパ球に効率よく分化することを見出した。また、Jagged1による刺激によってTリンパ球の活性化が調節されていることも解明した。本年度にはDelta1によりCD8陽性Tリンパ球を刺激すると非常に効率よく細胞傷害性Tリンパ球が分化することを明らかにした。また、Notch1あるいはNotch3をTリンパ球に過剰発現させる細胞傷害性Tリンパ球への分化が著明に促進することを見出した。そして、その効果は、部分的ではあるがEomesによるエフェクター機能発現と関連していることも明らかになった。つまり、NotchリガンドとNotch分子の相互作用により、CD8陽性Tリンパ球の分化および活性化が精巧にかつダイナミックに統御されていることが示唆された。さらに、Delta1を過剰に発現した樹状細胞を用いることで、個体内でも細胞傷害性Tリンパ球を効率よく誘導することが可能であることを明らかにした。以上の結果から、Delta1を用いてNotch分子を制御することによる癌免疫療法の開発の可能性が示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2004

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Notch governing mature T cell differentiation2004

    • Author(s)
      Tsukumo Shin-ichi
    • Journal Title

      The Journal of Immunology 173

      Pages: 7109-7113

  • [Journal Article] Antigen specific T-cell repertoire modification of CD4^+CD25^+ regulatory T-cells2004

    • Author(s)
      Hayashi Yuki
    • Journal Title

      The Journal of Immunology 172

      Pages: 5240-5248

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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