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2003 Fiscal Year Annual Research Report

Otx1の大脳皮質形成に及ぼす役割と分子カスケードについて

Research Project

Project/Area Number 15029221
Research Institution福井医科大学

Principal Investigator

佐藤 真  福井大学, 医学部, 教授 (10222019)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安藤 康一  福井大学, 医学部, 助手 (70334810)
八木 秀司  福井大学, 医学部, 助手 (10303372)
永野 隆  福井大学, 医学部, 助教授 (70272854)
Keywords領野 / 大脳皮質 / 視覚野 / 発達 / 転写因子 / GABA / シフト
Research Abstract

Otx1は発達・成熟に伴う大脳皮質領野特異的な錐体路軸索の刈り込みに関係すると考えられていたが、我々はOtx1がむしろ領野そのものの配置に関わる事を見いだした。我々は新たに成体にまで成長しうるOtx1遺伝子欠損マウスラインを確立し、そのOtx1遺伝子欠損マウスでは、従来の説と異なり大脳皮質の領野の境界が移動していることを観察した。
H15年度の研究実績は以下の通りである。
(1)Otx1遺伝子欠損マウスの大脳皮質の領野についてさらなる検討を加えた。
大脳皮質の領野マーカーとして、Cadherin6, Cadherin8, Id2のmRNA発現をin situ hybridization法により検討した。その結果Otx1遺伝子欠損マウスにおいて、領野のシフトが起きていることを確認した。特にId2は運動野と感覚野の境界を示すが、その部位に変化を予備実験においては観察した。この領野のシフトが発生のいつ頃から起こっているかについてさらに検討を進めた。具体的には、胎生中期のマウスを用い大脳皮質尾端に発現するWnt7b mRNAの分布を検討し、同分子の発現部位に一部移動があることを確認した。
(2)Otx1遺伝子中欠損マウスにおいて生後の視覚野でGABAergic neuron数の減少を観察した。
更に、GABA細胞のサブタイプについてマーカーを用い検討し、あるサブグループが減少していることを観察した。今後生後発達に伴うサブタイプの発現変化を検討する予定である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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