2004 Fiscal Year Annual Research Report
シロイヌナズナ茎伸長の突然変異体を用いた軸性成長の解明
Project/Area Number |
15031204
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
米田 好文 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10124215)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 光宏 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (40361563)
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Keywords | 遺伝学 / 遺伝子 / シロイヌナズナ / 花序形成 / 突然変異体 |
Research Abstract |
1)花茎伸長に欠損が見られる変異体、acaulisの解析。 本年は未だ原因遺伝子の単離が行われていないacl1,2のポジショナルクローニングの努力を行った。座乗染色体はacl1が第4染色体で、acl1の詳細な位置付けを行った。 また、acl2がsmall RNAとの関連がある可能性を考えた。遺伝子歩行により、その近辺に塩基置換を同定していた。その領域にはORFを同定できないが、RNAの2次構造を予想させる配列があり、miRNAの関与を考えた実験を行ったが結論に至っていない。 acaulis2-1変異体から更にacaulis6-2変異を同定した。後者の単独変異の解析を行った。その結果、2型メタマーの伸長に欠損があることを突き止め、表層微小管関連遺伝子発現量が少ないことを見出した。また、温度依存性回復が無く、新規なグループであることを示唆した。残念ながら、挿入T-DNAと連鎖が見られなかった。それで、マッピングを行った。 2)花茎伸長欠損によって花序型に変化がみられる変異体、corymbosa1の解析。 野生型の花序形態である総状花序から散房花序様へと形態変化を示すcorymbosa1(crm1)について解析を進めた。crm1変異の座乗染色体は第3染色体であり、CAPSマーカーGAPCと強く連鎖した。奈良先端大学院大の田坂研究室で開発された、NARA-Map法を用いて、マッピングを行い、BIG遺伝子近傍であることを突き止めた。さらにdoc1変異体との相補性検定を行い、bigのalleleであることを見いだした。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Spermidine synthase genes are essential for survival of Arabidopsis.2004
Author(s)
Imai A, Matsuyama T, Hanzawa Y, Akiyama T, Tamaoki M, Saji H, Shirano Y, Kato Y, Hayashi H, Shibata D, Tabata S, Koomeda, Y, Takahashi T.
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Journal Title
Plant Physiology 135
Pages: 1565-1573