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2003 Fiscal Year Annual Research Report

プロテアソームへのユビキチン化基質のターゲッテング機構の解析

Research Project

Project/Area Number 15032240
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

嘉村 巧  九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (40333455)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中山 啓子  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60294972)
中山 敬一  九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80291508)
畠山 鎮次  九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (70294973)
Keywordsユビキチン / プロテアソーム / たんぱく質分解
Research Abstract

ユビキチン・プロテアソーム系を介したタンパク質分解は細胞周期・シグナル伝達・脳変性疾患等に中心的な役割を果たしている。タンパク質へのユビキチン化反応には、E1,E2,E3の酵素群が関与し、この分野に関する研究は急速に進んでいるが、その後のステップであるポリユビキチン化タンパク質のプロテアソームへのターゲッテング機構に関してはほとんど明らかになっていない。最近、我々は生化学的手法を用いて、p140(C末側にRINGフィンガー配列を持つ)とp50(N末側にUB配列、C末側に2つのUBA配列を持つ)の2量体からなる複合体を、CDKインヒビターp27Kip1に対する新たなE3として細胞抽出液より分離・精製した。近年UBLおよびUBA配列をもつタンパク質の機能解析が盛んに行われているが、我々が同定したp50に関する報告はいまだなされていない。そこで本研究ではp50のユビキチン・プロテアソーム系に対する影響を生化学的、細胞生物学的方法を用いて解析することを目的とする。現在までに、試験管内および細胞内でp50がプロテアソームおよびユビキチンと結合することを確認している。また試験管内でのp27のユビキチン化反応に対してp50が抑制的に作用することも確認している。さらにRNA干渉法をもちいて細胞内でp27の分解にp50が関与していることを明らかにした。またp50のノックアウトマウスの作製中であり、個体レベルでのp50の影響を検討する予定である。p50/p140複合体とプロテアソームとの関係が明らかになれば、ポリユビキチン化タンパク質のプロテアソームへのターゲッテング機構解明の手がかりとなると考えられる。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Kamura, T et al.: "Degradation of p57Kip2 mediated by SCFSkp2-dependent ubiquitylation."Proc Natl Acad Sci U S A.. 100. 10231-10236 (2003)

  • [Publications] Imaki, H et al.: "Cell cycle-dependent regulation of the Skp2 promoter by GA-binding protein."Cancer Res.. 63. 4606-4613 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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