2006 Fiscal Year Annual Research Report
中世考古資料の電子化による分析とデータべース化に関する研究
Project/Area Number |
15068103
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Research Institution | Fukui National College of Technology |
Principal Investigator |
荻野 繁春 福井工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (20152407)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪川 武弘 福井工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (70236941)
藤原 正敏 福井工業高等専門学校, 名誉教授 (80042977)
伊與田 光宏 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (90160069)
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Keywords | 中世考古学 / 陶磁器 / 画像処理 / 色彩 / 画像処理 / アプリケーション / データベース / 電子化 |
Research Abstract |
我々は、考古資料解析アプリケーションとして、主に陶磁器類を対象とした『図面解析アプリケーション』と、様々な考古資料の色情報を解析し活用するための『色情報解析アプリケーション』を作成し、さらに必要な諸機能の強化をはかった。 『図面解析アプリケーション』に関しては、計算用ファイルを既存のアプリケーションには頼らずに可能となる『計算用ファイル作成』アプリケーションを作成した。一方これまでに作り上げてきた計算用アプリケーションでは、図面処理に必要なスケール値の理論値を用意した。また計算結果の保存として、データベース対応の保存方法を用意した。その他にも、ヘッダ付ファイルの作成と画像復元用機能、方眼紙の方眼除去機能等を用意した。 『計算用ファイル作成』アプリケーションでは、計算に必要な輪郭線以外を除去するための「消しゴム」機能、線が切れていたときに補間するための「ペン」機能、また塗りつぶしに必要な「塗り潰し」機能、イメージが中心線等に対してズレを生じている場合、水平ないしは垂直なイメージを得るための「基準線回転」機能等を装備した。 データベース関連では、中世陶磁器データベースと陶磁器色彩データベースを作成した。 陶磁器データベースについては、ブラウザ上でのメニュー画面と陶磁器情報新規登録画面の構築を行うとともに、入力データの作成、さらには各テーブル上での項目についても再考した。 色彩データベースに関しては、表示インタフェースに実装した。(1)データベースに登録した(検索した)画像リストの表示、(2)画像(JPEG)の拡大・縮小表示(対象画像サイズの25%〜800%に拡大もしくは縮小)、(3)画像の詳細なピクセルの状況を確認できるレベルで表示、(4)画像ごとの計測データの一覧、(5)画像ごとの計測データの位置と大きさを、電子付筆(アノテーション)で画像上にマーク表示、(6)計測データは、一覧あるいは電子付箋のシンボル選択により表示、(7)色差を指標とした検索インタフェースの実装、(8)検索結果の一覧機能、(9)検索結果の一覧を計測データのサムネイル画像として表示等である。
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Research Products
(1 results)