2005 Fiscal Year Annual Research Report
地理情報システムを用いた歴史的地域景観復元のための技術的検討
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15068209
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
新納 泉 岡山大学, 文学部, 教授 (20172611)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久野 修義 岡山大学, 文学部, 教授 (20144305)
今津 勝紀 岡山大学, 文学部, 助教授 (20269971)
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Keywords | 地理情報システム / 歴史的景観 / 絵図 / 開発 / 服部郷図 / 額田寺伽藍並条里図 / プログラム開発 |
Research Abstract |
1 平成16年度に刊行した『額田寺伽藍並条里図の現地比定試論』を配布し、成果についての議論を行った。現地比定案については、画期的な成果であるという意見と、従来からの説を支持する意見とに大きく分かれた。 2 中世の「備中国賀夜郡服部郷図」に描かれている岡山県服部地域について、絵図の現地比定を進めた。また、地図上で比定された条里の区画をクリックすると記載内容が表示されるシステムを、インターネット上で作成した(未公開)。 3 服部地域の地形測量を開始した。畑の多い地域は河川等から相対的に標高が高いことが確認でき、その結果、畑の部分には条里が及んでいない可能性が高くなってきた。これにより、水田開発の及ばない地形の特定を進めていくことが可能となった。 4 昨年度までに開発を進めてきた、地理情報システム利用のための統合プログラムと、アメリカ航空宇宙局(NASA)が提供している世界の詳細な数値標高データであるSRTMを利用するためのプログラムを統合し、国際的な比較研究を行うための条件を整備した。 5 昨年度に開発した、スキャニングした図面に緯度・経度のラインを引くプログラムについて、国土座標にも対応できるように改良し、さらに座標を入力するとその地点にドットが表示される機能を追加した。これにより、GPSを利用した分布図の作成が容易になった。いずれのプログラムもインターネット上で公表した。 6 本研究課題の海外協力者であるチェコのマルティン・ゴイダ氏と、航空写真を用いた研究の方法について、チェコを訪問し協議した。
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Research Products
(1 results)