2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15071101
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
福井 康雄 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30135298)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 智 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (80182624)
小川 英夫 大阪府立大学, 総合科学部, 教授 (20022717)
河野 孝太郎 東京大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80321587)
長田 哲也 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80208016)
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Keywords | 宇宙物理 / 光学遠赤外線天文学 / テラヘルツ / 赤外材料・素子 / 天文 / 電波天文学 |
Research Abstract |
本領域全体を俯瞰しつつ、各計画研究の相互作用を促進し、あわせて広く社会への認知を促進する具体策を進めた。詳しくは、下記のとおりである。 1)2004年12月にALMA計画における日本側観測提案の検討を主題とする研究会を開催した。約80名の参加を得て活発な論議が行われ、星形成等の5項目についてワーキングチーム編成、詳細検討を行うこととした。次回は、2005年7月開催の予定である。 2)本総括班のメンバーが全て含まれるALMA計画推進小委員会を12回開催し、同計画の進捗状況を検討しつつ、国内の研究体制の確認、方針立案を進めた。 3)ASTE望遠鏡、NANTEN2望遠鏡、富士山望遠鏡による観測成果の検討をワーキンググループを組織して行った。 4)3月中旬にサンチアゴにおいて第4回NANTEN2会合を開催し、ドイツ、韓国、チリ、オーストラリアから約35名の参加を得てNANTEN2観測計画の検討を行った。 5)南天の天体が主要な対象であることから、他の波長帯で観測が充実している中性水素(オーストラリア)、および、ガンマ線(アフリカのHESS)の研究グループとの共同研究を開始した。 6)これらの活動のなかで、ALMA書籍の編集、出版を進め、12月上梓の運びとなった(福井編、日本評論社)。引き続き、同書の普及をはかりつつ、社会への発信を講演会等の開催によって進める予定である。また、12月5日東京有楽町において公開講演会を開催し、約400名の参加を得て、サブミリ波での惑星系の研究を主題とする2講演を行った。
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Research Products
(7 results)