2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15077202
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
福島 正己 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (30241227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀧田 正人 東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (20202161)
林田 直明 東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (50114616)
大西 宗博 東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (10260514)
藤井 啓文 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (60013439)
松田 武 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (10029564)
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Keywords | 宇宙線 / 極高エネルギー / 宇宙物理 / 素粒子実験 / 大気蛍光 |
Research Abstract |
平成17年度には以下の研究を実施した。 (1)大気蛍光望遠鏡第1サイト(Black Rock Mesa)の望遠鏡調整を行い、これを用いて大気蛍光事象を観測した。同時に大気透明度観測用レーザーを運用して試験データを採取した。 (2)同、第2サイト(Long Ridge)に望遠鏡格納庫・付帯設備を建設した。 (3)大気蛍光望遠鏡(躯体・反射鏡など)の、量産や輸送に係わるコスト節約の検討を行った。その結果、躯体については米国で生産することとし、試験機1台を製作した。 (4)大気蛍光望遠鏡のデータ読み出し回路(AD変換と信号認識)の2次・3次試験を完了し、量産に着手した。トリガー回路(シャワー軌跡認識)の試験を完了した。 (5)明野観測所で、望遠鏡カメラ及び電子回路の統合試験を行った。その後、米国の建設サイト(Black Rock Mesa)で空気シャワーの試験観測を行った。 (6)キセノン発光管、紫外レーザー、YAPシンチレータなどを用いた望遠鏡較正システムを完成させた。基準光電子増倍管の較正を開始した。 (7)電子ビームを用いた望遠鏡の現場較正装置を設計し、ライナック電子銃の試験を完了した。 (8)シミュレーションによる望遠鏡の性能評価を継続し、データ解析プログラムの開発を行った。 (9)ICRC2006宇宙線国際会議(印度、プネ市)において、建設状況と性能試験の結果を報告した。
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Research Products
(9 results)