2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15077202
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
福島 正己 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (30241227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀧田 正人 東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (20202161)
林田 直明 東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (50114616)
大西 宗博 東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (10260514)
藤井 啓文 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (60013439)
松田 武 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (10029564)
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Keywords | 宇宙線 / 極高エネルギー / 宇宙物理 / 素粒子実験 / 大気蛍光 |
Research Abstract |
平成18年度には以下の研究を実施した。 1.大気蛍光望遠鏡第1サイト(Black Rock Mesa)の望遠鏡と大気透明度測定用レーザライダーを完成させ、平成19年春より試験観測を開始した。サイト中央の基準レーザおよび光学システムを製作して実験室内でレーザの偏光や絶対強度測定の試験を行った。 2.ライダーデータの新たな解析法を考案し、アエロゾルなどによるミー散乱の高度変化、およびその日変化(平成18年8月の4週間)を測定することに成功した。 3.望遠鏡第2サイト(Long Ridge)に設置する望遠鏡躯体及び反射鏡を製作し、サイトに設置した。製作輸送費の節減のため、躯体は米国での製造に切り替えた。平成19年初めに光学調整を行った。 4.量産した大気蛍光望遠鏡のデータ読み出し回路(AD変換と信号認識)の試験を行い、第1第2サイトに設置した。トリガー回路(シャワー軌跡認識)の量産・試験・設置を行った。以上を用いて、複数台のカメラによるデータ採取プログラムを完成させた。 5.キセノン発光管による望遠鏡光電子増倍管の相対較正を行った。カメラあたり3本の標準増倍管は、紫外レーザを用いて絶対較正を行った。標準球には、YAPパルサーを取り付けて、時間変動(温度係数を含む)をモニターしている。 6.電子ビームを用いた望遠鏡の統合較正装置の詳細設計を行った。加速器要素の収集と試験の後、組み立てを始めた(於KEK)。電子ビームを用いた較正法の検討を行った。 7.データ解析プログラム、特にシミュレーションと軌跡再構成プログラムの開発を行った。これらを用いて、エネルギーや到来方向測定の精度、また検出器のアクセプタンスの評価を行った。
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Research Products
(5 results)